Uber Eats の配達パートナーの仕事について、登録方法や必要な書類、実際に働き方や報酬など、Uber Eats 配達パートナーの仕事について徹底的に解説していきます。
すでにご存知の内容もあると思うので、目次より気になる内容をご覧いただければと思います。
Uber Eats の仕組みについて
まず、そもそもUber Eats って何?という基本的なことについて解説していきます。
注文者、レストラン、配達パートナーをマッチングするサービス
そもそもUber Eats はただのIT企業です。そしてUber Eats は厳密にいえばマッチングサービスです。具体的には以下の3者をマッチングするサービスです。
- 料理を出前してもらいたい人
- 料理を出前したいレストラン
- 配達をしてお金を稼ぎたい人
フードデリバリーというよりは、マッチングサービスというほうが正しいかもしれません。
また後でも詳しく紹介しますが、Uber Eats の配達パートナーは雇用されているわけではありません。Uber Eats のアルバイトではないのです。配達パートナーはUber Eats が運営するサービスの利用者という位置づけです。
Uber Eats 配達パートナーの登録条件
Uber Eats 配達パートナーの登録条件は以下のとおりです。
- 18歳以上
- 身分証明書を持っている(パスポート、マイナンバーカードなど)
- キャッシュカード・銀行口座を持っている(報酬の振込に必須)
- バイク・軽自動車で配達する場合は日本の運転免許証が必須
- スマートフォンを持っている
- 日本語でコミュニケーションが取れる
副業が禁止されている公務員の方は配達パートナー登録ができません。また外国籍の方は在留資格などの提出が必要になります。詳しくはUber Eats の公式サイト(配達パートナーの登録条件)をご覧いただければと思います。
登録に必要な書類
Uber Eats の配達パートナーをはじめるにあたって必要な書類を、配達スタイル別に紹介していきます。
自転車・徒歩で配達する場合
- 身分証明書(パスポート、マイナンバーカード、免許証など)
- キャッシュカード
- プロフィール写真
原付き50cc、124ccで配達する場合
- プロフィール写真
- 身分証明書(外国籍の方)
- キャッシュカード
- 運転免許証
- ナンバープレート
- 自賠責保険証
125cc超〜250ccのバイクで配達する場合
- プロフィール写真
- 身分証明書(外国籍の方)
- キャッシュカード
- 運転免許証
- ナンバープレート
- 自賠責保険証
- 任意保険または自動車共済証書
- 軽自動車届出済証
250cc超のバイクで配達する場合
- プロフィール写真
- 身分証明書(外国籍の方)
- キャッシュカード
- 運転免許証
- ナンバー プレート
- 自賠責保険証
- 任意保険または自動車共済証書
- 車検証
※軽自動車でも配達は可能
軽自動車でも配達できます。その場合、車両の用意や黒ナンバーの取得など、様々な手続きが必要になります。必要な手続きはUber Eats の公式サイトをご覧いただければと思います。
Uber Eats 配達パートナーの登録方法と手順
Uber Eats 配達パートナーの始め方について順を追って解説していきます。
Uber Eats で料理を注文したことがあるならそのアカウントをそのまま利用できます。
アカウントの作成はUber Eats のアプリ、もしくはWEBサイトから行います。
アカウントを複数作成すると、すべてのアカウントが停止される場合があるので注意してください。
必要な書類は前述のとおりです。
プロフィール写真を登録していない場合は、この時、スマホからアップロードします。この時提出する写真は注文者に表示されます。明るく、人相の良い感じで撮影するのがおすすめです。
配達で得た報酬を振り込む口座を登録します。三菱、三井、みずほなどの大手系はもちろんのこと楽天銀行のようなネットバンクもほぼ利用できます。ただし労金や信用金庫などは登録できないようです。
ドライバーアプリ内で、提出書類の承認状況がわかります。けっこうバグみたいなのが多くて、承認されているんだかいないだかわからなくてやきもきすることがあります。早ければ数日で承認されるようですが、1週間程度かかる場合もあるそうです。なかなか承認が進まない場合は、出前館やmenuなど他社の登録を進めていいかもしれません。
交通ルールに関するクイズが届きます。不正解が多くても登録できないわけではないようです。ただししっかり交通ルールを学んで、マナーの悪い配達パートナーにならないようにしましょう。
交通安全クイズを提出すると数日後に配達パートナーとして稼働できるようになります。準備をして、アプリを操作することで配達ができます。
写真撮影の注意点
プロフィール写真は注文した人が閲覧できます。後から変更が難しいので、極力印象の良い写真を撮影するのがおすすめです。
その際の注意点は以下のとおりです。
- 後で変更が難しいので印象の良い写真を撮影しておく
- 明るい場所で
- 清潔感のある服装、髪型
- 少し笑顔で
- とにかく印象の良い写真を撮影する
書類審査が落ちる場合
基本的にはエラーというか、写真の読み込み不良などで落ちることが多いようです。今一度提出書類を見直してみてください。免許や自賠責保険基準の有効期限が切れていないなどを。確認したうえで何度か根気強く試してみてください。なかなか審査が通らない場合はサポートに連絡してみてください。
審査に時間がかかる場合があるので、早く働きたい方は他社も平行して登録しておく
登録を始めてから実際に稼働できるようになるまで短くても1週間程度かかります。Uber Eats 以外のフードデリバリーサービスでも配達パートナーをやるつもりなら、同時に登録をすすめることをおすすめします。他社のほうが審査が早い場合もあります。
▶Woltの配達パートナー登録ページ
▶menuの配達パートナー登録ページ
▶出前館の配達パートナー登録ページ
Uber Eats 配達パートナーに必要な道具
必須の持ち物
- 配達に使う車両(自転車、バイクなど、徒歩の場合はなし)
- スマートフォン(電波があるのであればタブレットでも可能。いずれにしてもこれがないと配達は無理)
- スマホホルダー(手に持って配達している人がいますが、危ないので絶対にやめてください)
- 保温・保冷性能がある配達バック(配達バッグは必須です。時々持っていない配達パートナーがいますが、アカウント停止になる可能性があります)
- ヘルメット(バイクは当然のこと、自転車でも用意するべきです)
現金支払いの案件を受ける場合はお釣りの用意が必要です。現金配達をするかどうかは自由に選択できます。
あると便利なもの
- 充電器
- 雨具
- 飲み物
- タオル
- 雨具(雨の予報があるときは)
- 防寒具(冬の場合、昼と夜とで温度差があるので、あると便利)
- バッグ内の料理が傾かないようにするタオルや仕切りなど
配達バッグについて
保温・保冷性能がある配達バックは必須ですが、バッグの指定はありません。Uber Eats の公式バッグではなくても大丈夫です。また他社のロゴが入っていても基本的には問題ないようです。
Uber Eats のバッグが使いやすいし安い
使いやすいのはUber Eats が販売しているロゴ入りのバッグです。サイズも十分でつくりもしっかりしています。ロゴを隠せば、他社の配達でも利用できます。
Uber Eats のストアから購入すれば、Amazon・楽天よりも安く手に入ります。Uber Eats のアカウントを作ると、Uber Eats のショップで購入できるようになります。
ただしUber Eats 公式バッグはサイズ大きく、重たさもあります。お試しで配達パートナーをやってみたいという方には適していません。メルカリで中古の配達バッグをお試しで購入してみるほうが良いかもしれません。
またバッグを背負って配達するか、かごに入れて配達するかによって適したバッグは変わります。保温・保冷機能のあるバッグなら使用できることになっています。お試しで配達パートナーをやってみたいという方は、Amazonで買える保温性がありリュックタイプで、Uber Eats 公式バッグよりもコンパクトなバッグを探してみるのもありです。
Uber Eats 配達パートナーの報酬といつ振り込まれるかについて
Uber Eats の仕事は時給制ではない
まずUber Eats や出前館などの業務委託のフードデリバリーの仕事は時給制ではありません。
1配達いくら、といった形で報酬が決まっています。時給制ではないため、1時間の間、配達が一度もなければ報酬はゼロです。逆に高単価の配達がたくさん入れば、1時間で3000円稼げることもあります。
Uber Eats の配達パートナーは時給制ではありません。1回の配達で〇〇円という仕組みになっています。
1配達あたりの報酬は300円~
1回の配達の報酬は300円~。上限はなく3000円を超える報酬がでることも。
案件が入り続ければ、時給換算で1200円~2000円程度になります(東京23区内)。
1回の配達の報酬は、エリア、車両、天候など色々な要因で大きく異なります。基本的には注文数に対して配達パートナーが少なければ配達単価は上がります。逆に注文数に対して配達パートナーが多ければ単価は下がります。その基準は一切公表されていませんが、時給3000円稼げる時もあれば、時給300円の時もあります。都内でバイク稼働している筆者は時給2000円いかないくらいは基本的に稼げているように感じます。
報酬の種類
- 配達報酬
- クエスト達成
- チップ
配達報酬は文字通り、配達によって確定する報酬です。
クエストは配達回数によって、プラスの報酬をもらえるものです。たとえば「10回配達すると1000円」「1回の配達で100円」といったクエストが発生します。
クエストには2種類あります。
- 毎週与えられるクエスト
- 悪天候などの時に突発で発生するクエスト
また毎週与えられるクエストとこのクエストには当たり外れがあります。たとえば「10回配達すると1000円」の時と「10回配達すると2000円」の時があります。どちらになるかは配達パートナー側では選べません。クエストが当たりか外れかによって、クエスト達成時にもらえる報酬が数千円違う場合もあります。
登録したばかりの時は、クエストがない場合もあります。
飲食店の混雑や、注文者がなかなか出てこない場合など、アプリが提示した所要時間よりも大幅に時間がかかる場合、配達調整金というものがつく場合があります。たとえば都内の休日のマクドナルドは、受取に1時間くらい待たされる場合があるのですが、そういった時は、最初に提示された金額よりも多くもらえる場合があります。
報酬の支払い時期
1週間に一度、登録した銀行口座に振り込まれます。現金配達をしている場合は、受け取った現金が報酬から引かれた額が振り込まれます。
Uber Eats 配達パートナーが働ける時間、上限時間
働ける時間帯
Uber Eats は以下の2つのエリアが存在します。
- 24時間エリア
- 朝から深夜までのエリア
首都圏や大阪などの人口が多いエリアは24時間営業しており、24時間いつでも働けます。
人口が少ないエリアなどは早朝から夜の12時ごろまでの場合も。エリアによって細かく違っているので、詳しい営業時間は、自身の稼働エリアで確認してみてください。
働ける上限時間は連続12時間
Uber Eats は、一度に働ける最大時間は12時間です。12時間働くと、その後一定時間、稼働できなくなります。
働けるエリア
47都道府県。
47都道府県に対応していますが、人口が少ない都道府県は、人口が大きいエリアに限ります。山ばかりの超田舎では、当然Uber Eats も対応していません。
Uber Eats で注文できるエリアなら配達の仕事もあります。自分が住んでいる地域でUber Eats を注文できるかどうかをチェックしてみてください。
ちなみに配達エリアの変更はサポートに連絡が必要です。少し時間がかかるようです。
Uber Eats 配達パートナーの実際の仕事の流れ
Uber Eats 配達パートナーとして登録が完了した次のステップとして、Uber Eats 配達パートナーとしての仕事の流れを紹介します。
なかなか依頼が届かない場合は、チェーン店が多い駅前に移動してみてください。
提示された条件で問題なければ、依頼を受けます。その後、アプリの受取場所が表示されるので、そこに向かいます。
アプリ内に表示されるボタンを押すことで、レストランの位置がGoogleマップ上に表示され(Googleマップで設定している場合)、簡単にGoogleマップのナビ画面に移動できます。あとはGoogleマップのナビに従って移動するだけです。土地勘が一切なくても、地図が読めなくても、簡単にレストランにたどり着けます。
レストランに到着したら、挨拶をし、スタッフにアプリに表示されている番号をレストランのスタッフに伝えて、同じ番号の料理を受け取ります。
- 配達バッグは店内に持ち込まないのが基本
- 回りに注文者に迷惑がかからないよう最大限配慮する
- 待ち時間が発生する場合は、邪魔にならない場所か外がベター。店内の椅子には勝手にすわらない
- あまり大きい声は出さない
料理を受け取り、「受取完了」をすると配達先(住所や建物の名前など)が表示されます。Googleマップなどの地図アプリと連携できるようになっており、ボタン1つで注文者の家までのナビが開始されます。後はナビに従って配達するのみです。また、2件同時配達の場合は、次のレストランに向かいます。
お届けに向かうにあたって以下のことに注意する必要があります。
- 記載の住所とマップのピンがずれている場合がある
- マンション名や表札名の記載がない場合も(適宜、注文者に連絡して聞く)
- 届け先がなかなか見つからない場合は注文者に連絡して建物の特徴などを教えてもらう
実際に届ける際、次の3つのパターンがあります。「対面で手渡し」「置き配」「現金配達」の3つのパターンです。「現金配達」はオフにすることもできます。渡したら速やかに配達完了ボタンを押します。
- オートロックがある場合は、必ずインターホンを鳴らしてオートロックを解錠してもらう(置き配や、開いていて入れる場合もでも必ず。忘れるとクレームの原因に)
- 現金配達は数件配達してからできるようになる、オフにもできる
- 注文者が不在の場合はサポートに連絡(10程度待っても不在の場合は配達がキャンセルになり報酬はもらえる)
前の配達が終わる前に次の依頼が入ることもあります。
Uber Eats はダブル、トリプル案件がある
Uber Eats は2つの案件を同時に行うダブルや、3つの案件を同時に行うトリプルといった案件があります。
ダブルでもトリプルでも、基本的にはまず料理を受け取る(ピック)し、その後、注文者に届ける(ドロップ)の流れになります。たとえば一番行く場所が多いトリプルの場合は以下のようになります。
レストランA→レストランB→レストランC→注文者1→注文者2→注文者3
※もっとも訪問先が多いパターン
といったように合計6つの場所に一度の配達で向かう場合があります。
その他、1つのレストランで3人分集荷して、3軒の家に回るパターンもあります。
レストランA(3人分集荷)→注文者1→注文者2→注文者3
※一軒のレストランで3人分集荷するパターンも
マックで3人分の料理を集荷して3軒の家に届けるパターンや、マックとケンタッキーを集荷して1軒の家に届けるパターンなど様々なパターンが存在します。
ダブルかトリプルかは案件通知の際に提示されます。またシングルで受けても後から追加で案件が入って(拒否もできる)、ダブルやトリプルになる場合もがあります。
なかなか文章ではイメージしにくいかもしれませんが、アプリの指示に従って目的に向かえばいいだけなので、難しいことは全然ありません。ただし、渡す料理を間違えないように気をつけなければいけません。
Uber Eats 配達パートナーのトラブルの時の対応方法
- 途中で事故に遭った:まず警察に連絡、必要なら救急などに連絡。その後サポートに連絡。
- 途中で自転車・バイクが故障してしまった:歩いて行ける距離なら向かう。行ける距離ではないならアプリ上でキャンセル。
- 料理が崩れてしまった:食べられる部分が多ければ、ひとまず注文者に渡し、注文者側でサポートに連絡してもらう。食べられる部分が残っていないならサポートに連絡。
- お釣りが用意できない:注文者に事情を説明し、ATMなどでお金を用意する。それが無理ならサポートに連絡など。
- お金が足りないと言われた:現金を回収できなかったという操作があるので、それに使い配達を完了する
- 途中でトイレに行きたくなった:数分で済むなら基本的に途中でトイレにいっても問題ない。下痢のような先が見えない状況の場合はアプリ上でキャンセルするのがベター。状況にもよる。
- 注文者の家がわからない:メッセージか電話で直接連絡して、建物の特徴などを教えてもらう。連絡がない場合は、サポートに連絡して、10分タイマー発動。10分後、アプリの指示に従って配達を完了する
- 注文者が出てこない:アプリに注文者が出てこない場合の対応があるのでそれに従う。10分タイマー発動後、完了して終了。
- 間違えて違う家に置き配をしてしまった:回収し、しっかり注文者に届けるのがベター。
- 間違えて違う料理を持ってきてしまった:店に戻れるなら戻って返却するのがベター。それが無理な状況ならサポートに連絡か、配達をキャンセル。
- 料理の一部を渡し忘れた:セットのドリンクを渡し忘れたといった状況など。戻れるなら戻るのがベター。
わからないことは基本的にサポートに連絡するのが確実です。ただし返信が遅いことも多々あります。Uber Eats はフードデリバリーのなかで唯一、任意でいつでもキャンセルできる機能があります。たとえば注文者に料理を配達する途中で、いきなりキャンセルもできるのです。サポートに連絡しても結局キャンセルになるだけ、という状況の時は、自分でキャンセルしてしまうのも手です。ただし、キャンセルの乱用はアカウント停止の原因になります。
Uber Eats で稼ぐコツ
Uber Eats で稼ぐコツを紹介します。ここで紹介する内容は、他社で配達パートナーをする時にも当てはまる内容でもあります。
ピークタイムに働く
11時~14時のランチ時と、18時~21時のディナー時はピークタイムと言われており、特に注文が多い時間帯です。この時間に働くことで、稼げる可能性が高くなります。最近では午前7時ごろのモーニング時も、けっこう稼げるといった意見を耳にします。
土日祝日に働く
平日よりも、土日祝日のほうが注文が多いです。特に日曜日は注文が多く、配達単価も高くなる傾向があります。
体調を崩さない、怪我をしない
体調を崩さず、怪我をせず、コンスタントに稼働することは稼ぐコツの1つでもあります。怪我や体調不良で1週間や1ヶ月稼働できなくなれば、その分の収入を失います。
注文が多いエリア(人口が多い駅の周辺や金持ちが多いエリア)で働く
東京都であれば、渋谷区、港区あたりは高単価が出やすい傾向にあります。飲食店が多く、またお金を持っている人が多いエリアであり、チップもつく可能性が高く、稼げます。このような注文が多いエリアはアプリ上で表示されます。そういったエリアに積極的に移動することで、稼げるようになります。
雨の日や風が強い日に働く
雨の日や風が強い日、その他、極端に寒い日や暑い日などは配達パートナーも減り、また注文数も増えるので単価が上がる傾向があります。ただし事故などには十分に気をつけてください。しっかり対策をしたうえで、稼働をするようにしましょう。
クリスマスや正月などに働く(配達パートナーが減る日に働く)
クリスマス、正月は注文が増え、配達パートナーが減るので、稼げる傾向があります。
チップをもらえるように丁寧な配達を心掛ける
Uber Eats にはチップのシステムがあります。金額の上限はなく、数千円のチップをもらえることも、稀にあります(基本は数百円)。チップをもらうには、清潔感のある服装、元気な挨拶、威圧感を与えない服装・振る舞い、丁寧な対応などを心がけることが大切です。
注文が少ないエリアに飛ばされる依頼は拒否する
届け先が大きな駅から離れていると、配達終了後は次に依頼を取るために大きな駅の周辺に戻らなければいけず、その分のロスタイムが発生します。俗に「僻地」と呼ばれる案件で、配達パートナーからは嫌われる案件の1つです。
そういった依頼は拒否して、注文が常にあり、高単価が出やすいエリア内だけで稼働できるようにすると、かなり稼げる場合があります。ただし、これをするには注文が多いエリアと少ないエリアを把握している必要があるので、ある程度の経験が必要です。
紹介した他にも稼ぐコツは細かい部分で色々あります。また稼ぎ方は自転車かバイクかによっても変わってきます。LINEのフードデリバリー配達員向けのオープンチャットではこういった情報が共有されていたりするので、参加して情報収集をしてみてください。
▼稼ぐコツについては以下のページでさらに詳しく解説しています。
Uber Eats のメリットとデメリット
Uber Eats で配達パートナーをすることのメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。基本的にUber Eats の配達パートナーのみならず、フードデリバリー配達員すべてにいえることもかもしれません。
メリット
- 好きな時に好きなだけ働ける
- 報酬が週払い
- 服装や髪型の自由度が高い(清潔感のある服装をこころがけるべきですが、基本的には自由)
- 他の仕事よりも稼げる場合がある
- 人間関係のストレスがほぼない
- 資格やスキルがゼロでも、ほぼ誰でも始められる
- サイクリングやツーリングの代わりになる場合も
- アプリの操作がシンプル
- 他社に比べて案件数が圧倒的に多い
- 案件を受諾した後のキャンセルができる(通称「受けキャン」。他社よりも楽にできる。ただしやりすぎると警告を受ける場合も)
フードデリバリーは出前館、menu、Woltなどがありますが、やはり一番鳴る(案件が来る)のはUber Eats です。さすがフードデリバリーの代名詞になっているだけあります。
デメリット
- 道具や車両などを、すべて自分で用意する必要がある
- エリアや天候によって全然稼げない時もある
- 単調なので暇になることも
- 人と接することが少ないので寂しさを感じる人もいる
- 事故のリスクがある
- 体調不良や怪我の場合、働けなくなる
- 確定申告をしなければいけない
- 不安定
- クエストによって稼げる週と稼げない週でばらつきがでてしまう
Uber Eats 、及び、フードデリバリー配達員の仕事はこれからも存在し続けると思います。ロボット配達が一部のエリアでは導入されているようですが、全エリアで導入されるのははるか未来の話でしょう。ゆえに配達パートナーの仕事自体は、しばらくはなくならないとは思います。ただし配達パートナーが急増したり、注文者が激減したりすれば、報酬が激減します。そういった社会的にリスクがある不安定な仕事であるということは覚えておいて損はないと思います。
Uber Eats 配達パートナーを始めるにあたっての注意点
アルバイト・パートではない
厳密にいえば配達パートナーはアルバイトではありません。ゆえに一般的なアルバイト・パートが受けられる源泉徴収や福利厚生、各種保険は適用されません(一応、配達中の事故に限り、Uber Eats が用意している保険が使える場合がある)。
厳密にいえば、配達パートナーはUber Eats が提供するサービスを使っている利用者的な立場です。配達パートナーも消費者であるという表現が使われたこともあります。配達パートナーは個人事業主としてUber Eats の配達業務を請け負います。この辺の話は労基法にかかわるので、詳しくは触れませんが、とにかくUber Eats の配達パートナーはアルバイト・パートではないことを覚えておいてください。
確定申告が必要
Uber Eats の配達パートナーは個人事業主として扱われるので、年間の収入に応じて確定申告が必要です。収入や経費をしっかり記録し、期限内に申告しましょう。
保険の準備
配達中の事故などのリスクに備えて、任意保険への加入をおすすめします。自転車であれ、バイクであれ、乗り物にのる機会が増えると、その分、事故にあう確率も上がります。前述のとおり配達中であればUber Eats の保険が適用される場合があります。しかし、常に配達中請負中とも限りません。万一の時に備えて保険に入っておくのがおすすめです。
クレームが多いとアカウント停止になる場合も
注文者の連絡先をきいたり、料理を勝手に食べたり、配達速度が常識では考えられないくらい遅かったり、アカウントを他人に貸したりするなど、規約違反やクレームに繋がる行為がある場合、アカウントが停止になります。一度停止される復活するのはかなり難しいようです。停止にならないようルールを守ってフードデリバリー配達員を行うようにしましょう。