フードデリバリー配達員をやるなら自転車、バイクどっちがいいか?|それぞれのメリット、デメリットを紹介

当ページのリンクには広告が含まれています。

Uber Eats などのフードデリバリーの仕事では自転車やバイクなどの車両を選択できますが、自転車とバイクどちらを選ぶべきなのでしょうか。

答えは人によります。自転車もバイクもどちらもメリットとデメリットがあります。自身の配達スタイルによって選ぶべきです。ここでは配達に使う車両を選ぶ際に考慮すべきポイントやそれぞれの車両のメリットやデメリットを紹介します。

これから配達を始めようと思っている方や、配達車両を変えようか悩んでいる方はぜひ参考にしていただければと思います。

ちなみに私自身は以下のように車両を乗り換えてきました。

クロスバイク→電動ママチャリ→124ccバイク

といったように車両を乗り換えてきました。この経験をもとに紹介できればと思います。

※本記事における「電動自転車」は「電動アシスト自転車」を指します。また本記事の内容は主に東京23区で稼働している筆者による視点のものです。

本記事の内容(目次)

自転車で稼働する場合のメリットとデメリット

自転車といっても、電動アシスト自転車やロードバイクなど色々ありますが、ここではひとまず、バイクと比較した場合の自転車稼働のメリットとデメリットを紹介します。

メリット

  • 車両の料金が安い:よほど高級な自転車でなければ、電動自転車であってもバイクより安く購入できます
  • 維持費が安い:バイクはオイル交換や定期メンテナンス、駐車場代、ガソリン代などがかかりますが、自転車はパンク修理などの故障時にしか費用がかかりません。電動自転車でも電気代はガソリンほどかかりません。
  • 登録手続きが不要:フードデリバリーにバイクを使用する場合は、ナンバープレートや自賠責保険の写真を用意し、利用の申請の必要があります。一方現時点で自転車は登録手続きが不要です。
  • 保険が安い:自転車保険は年間3000円程度です。一方でバイクは自賠責保険と任意保険があり、年間2万~4万円程度かかります。
  • 最短距離で目的地に進める:自転車は一方通行や車両進入禁止などの道も進めるので、目的地まで最短距離で進めます。
  • 免許が不要:現時点では自転車に乗るのに免許は不要です。
  • 渋滞に影響されない:自転車は場合によっては歩道を走行することもできます。渋滞を回避することができます。
  • 運動になる:電動自転車であってもペダルをこぐ必要があり、運動になります。
  • 環境に優しい:排気ガスの問題がなく、バイクに比べると圧倒的に環境に優しいです。
  • 家や店の前に駐輪できる場合が多い:バイクは駐車禁止場所を避けなければいけず、場合よっては店から離れて場所に駐車しなければいけません。一方で自転車は店やマンションの目の前に停められることが多いです。

デメリット

  • 配達単価が安い場合も:自転車は短距離の案件が多くなるので、1件あたりの単価は安くなりがちです。
  • 配達に時間がかかり、件数をこなせない:配達エリアにもよりますが、特に郊外はバイクのほうが配達スピードは速くなります。どちらかといえば自転車よりもバイクのほうが稼げます。
  • 盗難リスクが高い:バイクは車両自体が重たいので、エンジンを切ってしまえば盗難されることはあまりありません。一方自転車は高価な軽いものであれば、鍵をかけているだけでは盗難される可能性があります。毎回ガードレールにロックするのも大変です。
  • 夏は大変:バイクに比べると体力を使うので、猛暑の時は大変です。
  • 配達エリアが狭くなりがち:自転車で遠くに行ってしまうと帰ってくるのに時間と大量を要します。「あまり遠くに行かないようにしよう」と思うようになり、活動エリアが狭くなります。遠征が億劫になります。
  • 荷物の量が多いとこぐのが大変:荷物の重量が大きくなると、その分自転車をこぐのが大変になります。体力の消耗が大きくなります。反面バイクは人力をほぼ使わないのでどれだけ荷物が重くても体力の消耗はありません。
  • 疲労するので長時間の稼働に向かない:自転車稼働の最大の難点は疲労とお尻の痛みです。これにより1日稼働するのが難しくなります。

レンタル自転車について

赤チャリやLUUPなど、手軽に借りられる自転車がたくさんあります。Uber Eats などのフードデリバリーの仕事もそういったレンタル自転車を使うことは可能です。特別な申請も不要です。手軽に始めるにはもってこいです。

ただし自転車のレンタル料金がかかってしまうので、配達案件が取れなければ赤字になる可能性も。筆者も一時期レンタル自転車で稼働していた時期がありましたが、空気量が少なかったり、バッテリーがほとんどなかったりと万全の状態で乗れないことも多々あり、安定して稼働できないことを多かったです。

個人的にはあまりおすすめはしませんが、自転車のレンタル料金を上回る稼ぎを得られるなら選択肢として考えてもいいのではないでしょうか。

自転車稼働の総括

自転車の最大のメリットは手軽さです。免許は申請が不要なので、自転車を持っているならフードデリバリーの仕事を始めることができます。維持費もパンク修理と自転車保険くらいなので、バイクに比べると安価です。副業や運動がてら試しにフードデリバリーをしてみたいという方におすすめです。

実際筆者もUber Eats に登録したばかりの時は持っていた自転車で稼働していました。ただし長時間フードデリバリーの仕事をするとなると、体力消耗があります。筆者は体力の問題でクロスバイクから電動アシスト自転車に乗り換えたこともありましたが、それでもはやり8時間程度感動するとお尻の痛みと全身の疲労感を感じます。自転車で12時間稼働する猛者いるそうですが誰もができることではないでしょう。

バイクも疲労やお尻の痛みはありますが、自転車に比べると圧倒的に楽です。1日稼働しても肉体的には余裕です。自転車で稼働していた時は肉体労働感がかなりありましたが、バイクに乗り換えてからは大分その印象が弱くなりました。

専業でフードデリバリーの仕事をする場合や、副業でも1日中稼働する可能性があるならやはりバイクがおすすめです。最低でも電動アシスト自転車を選んだほうがいいでしょう。人力系は、ママチャリでの稼働はかなり大変だと話を聞きます。最低でもクロスバイク、ロードバイクを選ぶのがおすすめです。

自転車はこんな人におすすめ

  • 副業で1日、3、4時程度しか稼働しない人
  • お試しの人
  • 初期費用や維持を抑えたい人
  • 運動したい人
  • 楽しくやりたい人
  • 自転車に乗るのが好きな人
  • 稼ぎよりも楽しさや運動を重視したい人

バイクで稼働するメリットとデメリット

バイクといっても50ccと125cc、それ以上のバイクとでは若干条件がことなりますが、ここでは自転車と比較した場合の大まかなメリットとデメリットを紹介します。

メリット

  • 自転車に比べると疲れにくい:人力はほぼ使わないので、1日稼働しても筋肉はほぼ疲労しません。1日稼働も可能です。
  • 自転車よりも単価が高い場合がある:バイクの最大のメリットは、自転車よりも単価が高い場合が多いことです。明らかに自転車よりも稼げます。
  • 配達件数を多くこなせる:稼働エリアにもよりますが、1回あたりの配達スピードが速くなるので、概ね自転車よりも多く件数をこなせます。
  • 重い荷物でも楽に運べる:荷物が重たくてもバイクなら重さを気にせずに運ぶことができます。
  • 大量の荷物を運べる:自転車はデリバリーバッグ1個が限界ですが、バイクはデリバリーバッグを2個積むこともできます。Uber Eats のトリプル案件も難なくこなせます。デリバリーバッグ1個でもリアボックスやフロアを使うことで、多くの荷物を積めるようになります。
  • 盗難リスクが低い:ロックしエンジンをかけられない状態になっているのであれば、盗難されるリスクは自転車よりも低いといえます。
  • 配達エリアが拡大する:バイクは長距離移動が可能です。稼げるエリアに柔軟に移動することができますし、遠くに飛ばされても比較的楽に帰れます。

デメリット

  • 初期費用、維持費が高い:リースにしても購入にしても自転車より料金は高いです。また保険やオイル交換、定期点検、駐車場代、ガソリン代など様々な費用がかかります。バイクで稼働するならこれらの費用を勘定に入れてそれでもプラスになるかどうかを考えなければいけません。
  • 免許が必要:バイクに乗るには免許が必要です。125ccに乗るのであれば教習所に通う必要があります。
  • 登録申請が必要:バイクで稼働するためには各フードデリバリーアプリから申請が必要になります。ナンバープレートや免許証、自賠責保険加入証の写真を送り、審査を通過する必要があります。
  • 一方通行や車両進入禁止などの制限がある:一方通行などの問題で直線距離を進めない場合がほとんどです。配達エリアによっては自転車とそれほど配達スピードが変わらない場合もあります。
  • 環境に良いとはいえない:電動バイクであれば話は別ですが、ガソリン車ならやはり環境に優しいとはいえません。
  • 渋滞に巻き込まれるリスクがある:車に比べると巻き込まれるリスクは低くなりますが、やはり自転車に比べると渋滞に巻き込まれるリスクは高くなります。
  • 重大な事故に巻き込まれるリスクがある:身一つで車道を走ります。ちょっとした事故で
  • 家や店から離れた場所に停める必要がある:駐車禁止の場所や歩道の駐車を避ける必要があり、目的地からやや離れた場所に駐車しなければいけない場合があります。
  • 駐車禁止で罰金を取られるリスクが高い:自転車はどこに置いても罰金が取れることは基本的にありません(撤去される可能性がありますが)。バイクは車道であればどこであっても緑の服を着た方に駐禁を取られる可能性があります。罰金を課されると半日分の収入が消える場合も。

バイク稼働について

筆者は前述のとおり、最初は自転車で稼働し、現在はバイク(125cc)で稼働していますが、やはりバイクのほうが単価は良いです。また長時間感動できるので、維持費を考慮しても自転車よりバイクのほうが稼げているように思います。

ただし購入費用や免許の取得、事故時の重傷リスクの高さなど懸念点は多くあるので、気軽におすすめできるものではありません。本業で稼働する場合や1日8時間程度稼働する可能性があるなら、バイクを考慮に入れてもいいのではないでしょうか。

バイクはこんな人におすすめ

  • とにかく稼ぎたい人
  • すでにバイクを持っている人
  • 楽にフードデリバリーの仕事をやりたい人(疲れたくない人)
  • バイクに乗るのが好きな人

おわりに

以上、自転車とバイクの稼働の違いについて紹介してきました。本記事で紹介した内容は、稼働エリアによっても変わってきます。あくまで筆者が稼働している東京23区における話だと思っていただければと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
本記事の内容(目次)