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フードデリバリー配達員の仕事の始め方、報酬、稼ぎ方など徹底解説

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Uber Eats や出前館、menuなどのフードデリバリーの配達の仕事について、

  • 登録方法
  • 必要な書類
  • 実際に働き方
  • 報酬に関すること
  • 稼ぐコツ

などなど様々な情報を紹介します。

本記事の内容(目次)

フードデリバリーとは?

フードデリバリーとは、その名前のとおり、食べ物を配達する仕事です。フードデリバリー、フーデリと聞くとUber Eats のようなサービスを真っ先に思いつくかもしれませんが、食べ物を配達するサービスは他にもたくさんあります。フードデリバリーサービスには大きく分けると以下の2つのタイプがあります。

  1. マッチング系フードデリバリーサービス:自社で配達スタッフやレストランを持っておらず、配達パートナーとレストランをマッチングさせるサービス
  2. 飲食店のデリバリーサービス:自社で配達パートナーとレストランを持っている業者のデリバリーサービス

1、マッチング系フードデリバリーサービス(Uber Eats 、出前館など)

マッチング系フードデリバリーサービスはUber Eats 、出前館、ウォルト、menuなどのサービスです。本記事ではこちらをフードデリバリーについて紹介しています。

マッチング系フードデリバリーサービスは、自社で配達パートナーや飲食店を持っておらず、あくまでレストランと配達者、注文者をマッチングするサービスを運営する会社です。

2、飲食店のデリバリー(マックデリバリー、ケンタッキーのデリバリーなど)

マクドナルド、ケンタッキー、ドミノピザ、その他ファミレスなど、出前サービスも行っている飲食店があります。これらのデリバリーも、フードデリバリーの一種です。マクドナルドやケンタッキー、ファミレス、ピザ屋は自社でデリバリースタッフをアルバイトとして雇っています。

その他のフードデリバリー

その他にもOniGOのようなスーパーの配達代行やエニキャリなどがあります。各社、アルバイトとして採用される場合や、業務委託として配達を請け負う場合など、パターンは様々なようです。

日本で展開しているフードデリバリーサービス(マッチング系)とその概要

主に日本で展開しているフードデリバリーサービスとその概要を紹介します。配達の仕事には関係のない知識なので、読み飛ばしても問題ありません。

サービス名・企業名概要
Uber Eats 2009年頃にアメリカでタクシー配車サービスとして設立。2014年にUber Eats がスタートしがスタートし、2016年に日本にサービススタート。現在もっとも利用者が多く、フードデリバリーの代名詞的サービスになっている。
出前館1999年に日本で創業、2000年にサービスを本格的に開始。配達代行サービスとしてスタートし、現在では、他社と同じように飲食店と配達パートナーをマッチングするサービスも提供。以前は出前館直接雇用のアルバイトの配達パートナースタッフも存在した(現在はわからない)。現在はLINEとネイバーが設立した未来fundが筆頭株主。日本発の企業ということもあり古参ユーザーがいる印象。ユーザー満足度、配達パートナー満足度は微妙な印象。
menuゲーム制作や広告事業を行う日系企業、株式会社レアゾン・ホールディングスの子会社として2020年にサービスをスタート。東京からサービスをスタートし、47都道府県でサービスを提供中。KDDIと業務提携している。出前館と並んで日本発の企業である。Uber Eats に次いで注文数が多い印象。
Wolt2014年にフィンランド、ヘルシンキで創業。フードデリバリーアプリを開発するテクノロジー企業。2020年に日本でサービス開始。最初に広島からスタートし、その数ヶ月に東京に進出。ユーザー数は少ないが、ユーザー満足度が高い印象。

過去にはもう少したくさんデリバリーサービスがある時代がありましたが、コロナ禍が一段落して、上記4社に収斂されていきました。

上記4社はある程度固定ユーザーがいるようなので、今後も存在していくと思われます。4社あるほうが、競争が生まれて配達パートナーにも、注文者にもレストランにもメリットがあるように思います。

フードデリバリー配達パートナーの登録条件と必要な書類

それでは具体的に、フードデリバリー配達パートナーのはじめ方を紹介していきます。まずは基本的に登録条件や必要書類について解説していきます。Uber Eats や出前館など、サービスによって若干条件が異なる場合がありますが、ざっと以下のとおりです。

登録条件

  • 18歳以上
  • 身分証明書を持っている(パスポート、マイナンバーカードなど)
  • キャッシュカード・銀行口座を持っている(報酬の振込に必須)
  • スマートフォンを持っている
  • 日本語でコミュニケーションが取れる

バイク、軽自動車で配達の場合は、排気量や大きさごとに免許証が必須となります。

配達パートナー登録に必要な書類

自転車で配達する場合は、以下の3つは確実に必要です。

  • 身分証明書(パスポート、マイナンバーカード、免許証など)
  • キャッシュカード
  • プロフィール写真

バイクの場合は上記に加えて「自賠責保険証」「ナンバープレートの写真」「配達用車両の登録書類」などが必要になります)。

バイクの排気量によって必要な書類が変わってきます。また業者ごとに若干異なる場合があるので、各業者の登録画面をよくチェックしてみてください。

ちなみに軽自動車でも配達は可能です。その場合、車両の用意や黒ナンバーの取得など、様々な手続きが必要になります。必要な手続きはUberの公式サイトをご覧いただければと思います。

配達パートナーの始め方(登録方法と手順)

配達パートナーをはじめる具体的な手順を紹介します。

STEP
必要書類の提出や口座提出

書類の提出はすべてスマホで行います。スマホで写真を撮影し送信するような形です。

STEP
報酬振込み口座の登録など
STEP
交通安全クイズをこなす

どのタイミングでクイズがあるかは業者によって違いますが、どこも必ず交通ルールに関するクイズが届きます。

STEP
稼働可能になる

2日、3日で稼働可能になる場合や、1週間以上かかる場合もあります。本格的にフードデリバリーで稼ぐなら、4社同時に登録を進めることをおすすめします。

登録はすべてネット上で完結します。面接や物理の書類の記入はありません。

写真撮影の注意点

写真は自分のスマホで撮影したものを提出します。menuとUber Eats は、プロフィール写真を注文した人が閲覧できます。後から変更が難しいので、極力印象の良い写真を撮影するのがおすすめです。その際の注意点は以下のとおりです。

  • 後で変更が難しいので印象の良い写真を撮影しておく
  • 明るい場所で
  • 清潔感のある服装、髪型
  • 少し笑顔で
  • とにかく印象の良い写真を撮影する

書類審査が落ちる場合

審査に落ちる理由は、基本的にはエラーというか、読み込み不良などで落ちることが多いようです。今一度提出書類を見直してみてください。免許や自賠責保険基準の有効期限が切れていないなど。確認したうえで何度か根気強く試してみてください。なかなか審査が通らない場合はサポートに連絡してみてください。

配達に必要な道具

配達に必須の持ち物

  • 配達に使う車両:自転車、バイクなど。Uber Eats は一応徒歩でも配達できます。
  • スマートフォン:電波があるのであればタブレットでも可能。いずれにしてもこれがない配達は無理。
  • スマホホルダー:手に持って配達している人がいますが、危ないので絶対にやめてください。腕に固定するタイプでもよさそう。
  • 配達バック:配達バッグは必須です。時々持っていない配達パートナーがいますが、アカウント停止になる可能性があります。
  • ヘルメット:バイクは当然のこと、自転車でも用意するべきです。徒歩の場合はいりません(Uber Eats のみ)。

あると便利なもの

  • 充電器:半日程度稼働するなら必須。
  • 雨具:雨の日に働く場合や急な雨に備えて。
  • 飲み物
  • タオル:夏は客先で清潔感を保つためにもあると便利
  • 防寒具:冬の場合、昼と夜とで温度差があるので、あると便利。
  • バッグ内の料理が傾かないようにするタオルや仕切りなど
  • 現金配達時のお金:現金支払いの注文を受けるならお釣りを用意しておく必要があります。現状、menu以外は現金配達が存在します。現金配達を受けるかは選べます。

配達バッグの選び方

フードデリバリー配達パートナーに必須の道具である配達バッグは、現在はどの会社も無料の配布はないようです。自身で購入し用意する必要があります。どれを選ぶかで稼ぎに影響するのはもちろんのこと、配達時にストレスにも影響してくるので、自分に配達スタイルに合ったものを選ぶのがベストです。

自分に合ったバッグがわからないうちは、Uber Eats が販売しているバッグやWoltが販売しているバッグなど、フードデリバリー会社が出している専用のバッグを使うのがおすすめです。ピザや寿司など横に大きいものや、2Lのペットボトルのような高さのあるものにも対応できます。また作りもしっかりしており、専用のサイトから購入すればそれほど高くはありません。

ただしUber Eats のバッグを使った出前館やWoltの配達を行う場合は、ロゴを隠さないと行けません。シールなどを貼って対応する必要があります(私は常に雨カバーをかけて配達しています)。

フードデリバリー会社のロゴが入ったバッグは使いたくないという方や、コンパクトなバッグを使いたいという方も入ると思います。そのような場合はAmazonや楽天で売られているフードデリバリー用のバッグで問題ないと思います。私も最初はAmazonで購入したものを使用していました。クオリティは必要十分といった感じでした。

▼コンパクトタイプの背負えるデリバリーバッグ。クオリティは必要十分といった感じ

配達バッグ選びのポイント
  • バッグは必須
  • 保温・保冷機能があるもの必須
  • 長時間やりたい、大量の案件にも対応したいなど、自分のスタイルに合ったバッグを選ぶ
  • Uber Eats のバッグが無難(サイズで困ることはない。ロゴを隠せば他社でも使える)
  • 中サイズのバッグを2つ持つのもあり
  • やりながら自分に合ったバッグを探すのがベター

報酬の金額、仕組みや振込サイクル

フードデリバリーの仕事は時給制ではない

まずUber Eats や出前館などの業務委託のフードデリバリーの仕事は、時給制ではありません。

1配達いくら、といった形で報酬が決まっています。時給制ではないため、1時間の間、配達が一度もなければ報酬はゼロです。逆に高単価の配達がたくさん入れば1時間で3000円稼げることもあります。

どれくらい稼げるか? フードデリバリー各社の報酬一覧

報酬は業者に大きく違います。同じ日、同じ距離、同じ所要時間でもUber Eats と出前館で報酬が違う場合があります。

1件あたりのおおよそ報酬額報酬の種類
Uber Eats 300円~3000円を超えることも配達報酬(配達パートナーの数や注文数に応じて増減するので決まった額はない)
※別途チップあり
※別途クエストの報酬も
出前館550円~2000円を超えることも基本報酬+距離報酬×ブースト
menu300円前後~2000円を超えることも基本報酬+ランク報酬
※別途チップ
※その他、ブーストやお得意様など様々な報酬が上乗せさせることも
Wolt400円前後~3000円を超えることも配達報酬(配達パートナーの数や注文数に応じて増減するので決まった額はない)
※別途チップあり
※別途ウォルトハント(クエスト)のような制度もある

※上記の最低報酬額は都市によって異なる場合があります

報酬金額はエリアや車両、天気など色々な要因で変動します。時給3000円稼げる時もあれば、時給300円の時もあります。都内で、Uber Eats メインでバイク稼働している筆者は、時給2000円いかないくらいは基本的に稼げているように感じます。

ちなみに基本的にどの業者も距離計算の報酬がなくなりつつあります。日系企業のサービスである出前館、menuは比較的今でもシンプルに距離で報酬を計算していますが、外資系2社は需要と供給によってほぼ決まっています。

外資系のUber Eats 、Woltは、配達パートナーの供給量や注文数、配達の量、レストランでの待ち時間、信号や坂が多い地域かどうかなど、様々な要因によって報酬が決まっているようです。Uber Eats に関してはめちゃくちゃ複雑なようで、もはや内部の人も把握しきれてないのではというほどです。ただし報酬が跳ねやすい(大きくなりやすい)のものUber Eats だったりします。

Uber Eats 、ウォルトは「調整金」がある

Uber Eats とウォルトは調整金が付く場合があります。飲食店の混雑や、注文者がなかなか出てこない場合など、アプリが提示した所要時間よりも大幅に時間がかかる場合、最初に提示された額に加えて、調整金という名目のインセンティブがつくのです。たとえば都内の休日のマクドナルドは、受取に1時間くらい待たされる場合があるのですが、そういった時は、最初に提示された金額よりも多くもらえる場合があります。

報酬はいつ振り込まれるか? フードデリバリー各社の支払いサイクル一覧

振込サイクル報酬の振込方法
Uber Eats 週払い銀行振り込み
出前館月2回銀行振り込み
menu任意
※即払い可
銀行振り込み
au PAY
kyash
Wolt月2回銀行振り込み

Uber Eats 、ウォルトは、現金配達をしている場合は、受け取った現金が報酬から引かれた額が振り込まれます。

配達に使える車両

サービス名
Uber Eats ・徒歩
・自転車
・原付き 50cc~124cc(登録した車両のみ)
・バイク124cc~(事業用ナンバーを取得した、登録した車両のみで配達できる)
・軽貨物(事業用ナンバーを取得した登録した車両のみで配達できる)
出前館・自転車
・原付き 50cc~124cc(登録した車両のみ)
・バイク124cc~(事業用ナンバーを取得した登録した車両のみで配達できる)
・軽貨物(事業用ナンバーを取得した登録した車両のみで配達できる)
menu・自転車
・原付き 50cc~124cc(登録した車両のみ)
・バイク124cc~(事業用ナンバーを取得した登録した車両のみで配達できる)
・軽貨物(事業用ナンバーを取得した登録した車両のみで配達できる)
Wolt・自転車
・原付き 50cc~124cc(登録した車両のみ)
・バイク124cc~(事業用ナンバーを取得した登録した車両のみで配達できる)
・軽貨物(事業用ナンバーを取得した登録した車両のみで配達できる)

Uber Eats のみ徒歩での配達があります。超悪天候の日は徒歩でもけっこう稼げるという話も。

自転車は車両の登録がありません。自分の自転車でもレンタルした自転車でも配達可能です。

原付き、バイク、軽貨物は登録した車両でのみ配達可能です。登録していない車両で配達をするとアカウント停止になる可能性があります。

車両の登録、変更は数日かかる場合も

配達車両の変更は、それぞれアプリ上で行います。どのフーデリサービスも新規の車両の登録に数日かかります。

一度登録した車両の場合、変更が早い場があります。たとえば出前館はバイクを一度登録していおくと、自転車とバイクの変更が簡単にできます(記事執筆時点)。Woltもサポートに連絡すればすぐに変更ができます。

Uber Eats 、menuは一度登録したことがある車両でも、変更に数日かかります。

電動キックボードで配達はできない

現在はどのフーデリサービスも、電動キックボードでの配達はできません。

原付きとして登録したフル電動自転車なら配達できる

フル電動自転車(モペッド)はナンバーを取得して、原付きとして利用申請をすれば使用できます。実際にフル電動自転車を原付きとして利用して配達している方はいます。

都心部ではナンバープレートなし、ヘルメット未着用のフル電動自転車がたくさん走行していますが、すべて違法です。フードデリバリーとしても完全な規約違反です。「他の人がやっているから」などという理由で絶対にやらないようにしてください。

働ける時間帯とエリア

サービス名対応時間エリア
Uber Eats 東京、大阪を含む全国 12 都市は24時間
その他は7時~26時頃
基本、47都道府県で対応
細かいエリアによって非対応のエリアあり
出前館 7:00〜24:00頃基本、47都道府県で対応
細かいエリアによって非対応のエリアあり
menu24時間北海道、宮城、東京、神奈川、埼玉、千葉、群馬、茨城、栃木、愛知、静岡、新潟、石川、長野、岐阜、富山、大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、広島、岡山、香川、高知、山口、福岡、熊本、長崎、大分、宮崎、鹿児島、沖縄
Wolt8:00~24:00北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、埼玉県、東京都、神奈川県、新潟県、静岡県、愛知県、大阪府、岡山県、広島県、徳島県、香川県、愛媛県、福岡県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

Uber Eats に限り連続稼働時間の上限が12時間となっています。

フードデリバリー配達パートナーの実際の仕事の流れ

Uber Eats 配達パートナーとして登録が完了した次のステップとして、Uber Eats 配達パートナーとしての仕事の流れを紹介します。

STEP
配達の準備を整え、アプリで配達開始する
STEP
配達依頼を受け取る

なかなか依頼が届かない場合は、チェーン店が多い駅前に移動してみてください。

STEP
配達依頼を承認、レストランに向かう

提示された条件で問題なければ、依頼を受けます。その後、アプリの受取場所が表示されるので、そこに向かいます。

アプリ内に表示されるボタンを押すことで、レストランの位置がGoogleマップ上に表示され(Googleマップで設定している場合)、簡単にGoogleマップのナビ画面に移動できます。あとはGoogleマップのナビに従って移動するだけです。土地勘が一切なくても、地図が読めなくても、簡単にレストランにたどり着けます。

STEP
料理を受け取る

レストランに到着したら、挨拶をし、スタッフにアプリに表示されている番号をレストランのスタッフに伝えて、同じ番号の料理を受け取ります。

その際、「裏の窓から受け取って」「バッグは店内に持ち込まないで」などの注意事項が、画面に書いてある場合もあります。

料理を受け取ったら「受取完了」を押します。タブル案件(2つの案件を一度に行う)の場合、次のレストランが表示されます。

注意事項
  • 配達バッグは店内に持ち込まないのが基本
  • 回りに注文者に迷惑がかからないよう最大限配慮する
  • 待ち時間が発生する場合は、邪魔にならない場所か外がベター。店内の椅子には勝手にすわらない
  • あまり大きい声は出さない
STEP
料理を届ける

「受取完了」を押すと配達先が表示されます。Googleマップなどの地図アプリと連携できるようになっており、ボタン1つで注文者の家までのナビが開始されます。後はナビに従って配達するのみです。また、2件同時配達の場合は、次のレストランに向かいます。

お届けに向かうにあたって以下のことに注意する必要があります。

注意事項
  • 記載の住所とマップのピンがずれている場合がある
  • マンション名や表札名の記載がない場合も(適宜、注文者に連絡して聞く)
  • 届け先がなかなか見つからない場合は注文者に連絡して建物の特徴などを教えてもらう
STEP
実際にお届け

実際に届ける場合は3つのパターンがあります。「対面で手渡し」「置き配」「現金配達」の3つのパターンです。「現金配達」はオフにすることもできます。渡したら速やかに配達完了ボタンを押します。

注意事項
  • オートロックがある場合は、必ずインターホンを鳴らしてオートロックを解錠してもらう(置き配や、開いていて入れる場合もでも必ず。忘れるとクレームの原因に)
  • 現金配達は数件配達してからできるようになる、オフにもできる
  • 注文者が不在の場合はサポートに連絡(10程度待っても不在の場合は配達がキャンセルになり報酬はもらえる)
STEP
次の配達を待つ

前の配達が終わる前に次の依頼が入ることもあります。

トラブルの時の対応

  • お届け予定時間を過ぎてしまう:出前館は予定時間の記載があります。大幅に遅れる場合は事前に連絡することを推奨されています。
  • 途中で事故に遭った場合:警察、保険会社(加入している場合)、サポートにそれぞれに連絡する
  • 途中で自転車・バイクが故障してしまった:代わりの方法で行けるなら行くほうがベター。配達続行が不可能な場合、サポートに連絡して指示を待つ。
  • 料理が崩れた:料理がある程度無事の場合は、とりあえず注文者に渡して向こうで判断してもらう。食べるのが不可能な状態の場合は、サポートに連絡して指示をもらう。
  • 家が見つからない場合:注文者に連絡する。連絡がつかない場合はサポートに連絡。キャンセルしてもらう。

フードデリバリー配達パートナーのメリットとデメリット

メリット

  • 好きな時に好きなだけ働ける
  • 報酬の振込が早い
  • 服装や髪型の自由度が高い(清潔感のある服装をこころがけるべきですが、基本的には自由)
  • 他の仕事よりも稼げる場合がある
  • 人間関係のストレスがほぼない
  • 資格やスキルがゼロでも始められる
  • サイクリングやツーリングの代わりになる場合も

何より自由に働けるのが大きなメリットです。デメリットもたくさんありますが、「好きな時に好きなだけ働ける」というメリットは強烈で、これだけも続ける理由になるほどです。

デメリット

  • 道具や車両などを、すべて自分で用意する必要がある
  • エリアや天候によって全然稼げない場合も
  • 単調なので暇になることも
  • 人と接することが少ないので寂しさを感じる人もいる
  • 事故のリスクがある
  • 体調不良や怪我の場合、働けなくなる
  • 確定申告をしなければいけない
  • 不安定
  • 最低賃金の保証がない
  • 社会保険がない

フードデリバリーの仕事はこれからも存在し続けると思います。ロボット配達が一部のエリアでは導入されているようですが、全エリアで導入されるのははるか未来の話でしょう。実際に配達パートナーの仕事をしているとわかりますが、日本の路地の構造の複雑さや入り組んだ道の多さ、狭い道の多さを考えると、すべての配達をロボットで行うのは非常に困難のように思えます。ドローンで配達する案も出ているようですが、アパートの3階の304号室にピンポイント配達するといった、繊細なことが、ドローンでできるとは思えません。ゆえに配達パートナーの仕事自体は、まだまだ無くなることはないでしょう。

ただし先のことはわからないので、始めるなら早いほうがいいかもしれません。また配達パートナーが急増したり、注文者が激減したりすれば、報酬が激減します。そういった社会的にリスクがある不安定な仕事であるということは覚えておいて損はないと思います。

フードデリバリー配達パートナーの稼ぎ方、稼ぐコツ

  • ピークタイムに働く:11時~14時のランチ時と、18時~21時のディナー時はピークタイムと言われており、特に注文が多い時間帯です。この時間に働くことで、稼げる可能性が高くなります。
  • 週末、土日祝日、クリスマス、年末年始に働く:平日よりも、土日祝日のほうが注文が多いです。特に日曜日は注文が多く、配達単価も高くなる傾向があります。またクリスマスや年末年始なども、平日であっても単価が上がる傾向にあります。
  • 注文が多いエリア(人口が多い駅の周辺や金持ちが多いエリア)で働く:東京都であれば渋谷区、港区あたりは高単価が出やすい傾向にあります。お金を持っている人が多いエリアであり、チップもつく可能性が高いです。そういったエリアに積極的に移動することで、稼げるようになります。
  • 雨の日や風が強い日に働く:雨の日や風が強い日、その他、極端に寒い日や暑い日などは配達パートナーも減り、また注文数も増えるで単価が上がる傾向があります。
  • クリスマスや正月などに働く(配達パートナーが減る日に働く):クリスマス、正月は注文が増え、配達パートナーが減るので、稼げる傾向があります。
  • 注文が少ないエリアに飛ばされる依頼は拒否する:届け先が大きな駅から離れていると、配達終了後は次に依頼を取るために大きな駅の周辺に戻らなければいけず、その分のロスタイムが発生します。俗に「僻地」と呼ばれる案件で、配達パートナーからは嫌われる案件の1つです。
  • 稼げる車両を選ぶ(バイクがベターな場合が多い):配達単価、配達スピード、配達持続時間などの観点から、自転車よりもバイクのほうが稼げる、あるいは稼ぎやすいとされています。初期費用や維持費はかかりますが、フードデリバリーの仕事でガッツリ稼ぐなら、バイクを選ぶのがおすすめです。
  • 土地勘のあるエリアで配達する:道の構造やクセを知っているエリアのほうが早く配達をこなせます。こなせる配達件数は多ければ多いほど、多く稼げます。
  • 複数のフードデリバリーサービスを併用する(掛け持ち):待機する時は、1つだけでなく、2社のフードデリバリーで待機するようにしましょう。より早く配達案件を見つけることができます。
  • 体調を崩さない、怪我をしない:体調を崩さず、怪我をせず、コンスタントに稼働することは稼ぐコツの1つでもあります。怪我や体調不良で1週間や1ヶ月稼働できなくなれば、その分の収入を失います。
  • チップをもらえるように丁寧な配達を心掛ける:清潔感のある服装、元気な挨拶、威圧感を与えない服装・振る舞い、丁寧な対応などを心がける、チップをもらえるように工夫しましょう。

▼稼ぐコツについては以下のページでさらに詳しく解説しています。

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配達パートナーを始めるにあたっての注意点

配達パートナーはアルバイト・パートではない

厳密にいえばUber Eats の配達パートナーはアルバイトではありません。ゆえに一般的なアルバイト・パートが受けられる源泉徴収や福利厚生、各種保険は適用されません(一応、配達中の事故に限り、Uber Eats が用意している保険が使える場合がある)。

配達パートナーはUber Eats の会社から直接雇用されているわけではありません。厳密にいえば、配達パートナーはUber Eats が提供するサービスを使っている利用者的な立場です。配達パートナーも消費者であるという表現が使われたこともあります。現在はどうかわかりませんが、過去には一部のフードデリバリーサービスは配達パートナーもサービス利用料金が取られていました(報酬に含まれれる形で)。また業務委託ともまた違うという意見もあります。この辺の話は労基法にかかわるので、詳しくは触れませんが、とにかくUber Eats の配達パートナーはアルバイト・パートではないことを覚えておいてください。

確定申告が必要

Uber Eats 配達パートナーは個人事業主になるので、年間の収入に応じて確定申告が必要です。収入や経費をしっかり記録し、期限内に申告しましょう。

保険の準備

配達中の事故などのリスクに備えて、任意保険への加入をおすすめします。自転車であれ、バイクであれ、乗り物にのる機会が増えると、その分、事故にあう確率も上がります。前述のとおり、配達中であればUber Eats の保険が適用される場合があります。しかし、常に配達中とも限りません。万一の時に備えて保険に入っておくのがおすすめです。

クレームが多いとアカウント停止になる場合も

注文者の連絡先をきいたり、料理を勝手に食べたり、配達速度が常識では考えられないくらい遅かったり、アカウントを他人に貸したりするなど、規約違反やクレームに繋がる行為がある場合、アカウントが停止になります。一度停止される復活するのはかなり難しいようです。停止にならないようルールを守って配達パートナーを行うようにしましょう。

安全な配達のために心がけること

  • 急がない:案件ごとに報酬が決まっているので、早く配達すればするだけ稼げる仕事ではあります。しかし事故ってしまっては元も子もありません。
  • 交通規則を守る: 当たり前のことですが、常に交通規則に従い、スピード制限を守り、信号や標識に従いましょう。事故を防ぐ上でも大切なことです。また違反を取られる1日の売上が違反金に消えてしまいます。
  • 適切な装備を使用する: ヘルメットや反射材のある服装など、安全な配達のための適切な装備を使用しましょう。特に夜に配達する場合は、目立つ服装やライトを装備しておくが重要です。
  • 悪天候時の配達は無理しない: 悪天候時の配達はめちゃくちゃ稼げるのは確かです。一方で危険が伴うのも確かです。豪雨、雪、強風などの悪天候時は、身を守るために中止の決断をするのもありです。
  • 疲れたら休む: 長時間の運転は避け、十分な休息を取ることが重要です。疲労状態での運転は避けましょう。
  • 車両の点検を定期的に行う:自転車、原付きは点検の義務がありませんが、タイヤがすり減っていたりするとスリップする場合があります。お金はかかりますが、身の安全のために定期的な点検をするのがおすすめです。
  • 適切な保険に加入する: 万が一の事故に備え、適切な保険に加入しておくことが望ましいです。
  • 緊急時の対応を知っておく: 事故やトラブルが発生した場合の対処法を知っておき、緊急時に落ち着いて対応できるようにしてきましょう。事業者によって、事故時の対応や連絡先が異なります。スマホに事故に遭った時の対応の流れを控えておくのがおすすめです。

フードデリバリー配達パートナーコミュニティ

フードデリバリーに関するリアルタイムの情報収集は、LINEオープンチャットにある配達パートナーのコミュニティがおすすめです。

オープンチャット検索はこちら

上記のページから、「Uber Eats 」などのキーワードで検索すると配達パートナー向けのルームがいくつか表示されます。手始めに最も人数が多いルームに入ってみてください。ルームでは現役配達パートナーが、その日の稼ぎ、規約の変更に対する意見などを交換しています。もちろんフードデリバリーにまったく関係ない会話もたくさんありますが、配達に役立つ情報を得られる場合もあります。またルームをとおして、配達パートナーの方に直接質問もできます。情報収集に役立つ場合があるので、ぜひチェックしてみてください。

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