フードデリバリー配達員として実際に働いている筆者が、実際に購入し、使って良かった道具を紹介します。バイクで稼働しているので、バイク向けの道具がいくつかありますが、自転車でも利用できるものもあります。ぜひ参考にしていてだければと思います。
カエディア「スマホホルダー」
まずおすすめしたいのが、Kaedear(カエディア)というメーカーが販売しているスマホホルダーです。多くの配達員が愛用しているスマホホルダーなのではないかと思います。筆者も実際に使っていますが、変える理由が見つからないくらい、必要な機能を満たしているアイテムです。バイクにはもちろん、自転車稼働の方にもおすすめです。
特徴は片手でスマホの着脱ができることです。配達の仕事は片手に料理をもったままスマホの着脱をしたり、また素早くバイクの乗り降りをする必要があります。カエディアのスマホホルダーは片手で素早く着脱が可能なので、配達にうってつけです。「これを使っておけば間違いない」そんな商品です。
ちなみにカエディアからは色々なスマホホルダーが販売されています。とりあえず片手で着脱できるタイプのものを買っておけば間違いないのではないかと思います。
またIQ充電機能がついているタイプもありますが、筆者はそれほど重要視していません。一度、QI充電できるタイプを使用したことがありますが、USBソケットがついているバイクに乗り換えてからは使用していません。QI充電は、充電できても低速です。配達アプリを起動させていると微減するレベルです。筆者としてはマストではないと思います。モバイルバッテリーを持ちながらの稼働が面倒な方や、1日数時間程度しか稼働しない方ならあってもいいのかもしれません。ご自身の車両タイプや配達スタイルから検討してみてください。
カエディア「スマホ用サンバイザー」
続いてはカエディアのスマホ用サンバイザーです。こちらも多くの配達パートナーが愛用しているアイテムです。一時期品薄状態だったようですが、最近では簡単に購入できるようになりました。
このスマホカバーの主な特徴は2つ。
- 雨除け
- 日除け
雨の日はスマホの表面に水滴がつき、誤操作をしてしまうことがあります。このカバーがあると、設置の仕方にもよりますが、小雨程度であれば画面をほとんど濡らさずに済み、また大雨でもそれほど濡れずに画面を守ってくれます(設置の角度によってはあまり意味をなさないことも)。配達員の中には、雨の日は誤操作を防ぐためにスマホをジップロックに入れている方などがいます。筆者はそういったことはせずに、このカバーのみで雨稼働をしています。
また日除けにも役立ちます。夏の昼間は日差しが強く、スマホの画面が見えなくなります。このカバーで日陰を作ることで、画面が格段に見やすくなります。日陰を作ることで、スマホの熱暴走も防げます。
カエディア ハンドルカバー
続いてはカエディアのバイク用ハンドルカバーです。暴風、防寒、防水を目的とした冬用のハンドルカバーは様々なメーカーが発売しています。Amazonのレビューを見るとどれも賛否両論といった感じです。どれを使えば良いのか悩ましいものです。筆者はこちらのカエディアが販売しているハンドルカバーを使用しています。
気になる性能ですが、完全に防水・暴風というわけではありませんが、必要十分といった感じの使いごごちです。ハンドルを通す部分に穴があり、その穴から風が入ってくるので完全に防水とはいえません。また大雨の時は前述の穴より水が入ってきまし、生地が濡れるのでやや冷たい思いも。ただし、このハンドルカバーに加えて撥水系の手袋をしておくと真冬の雨もなんとかしのげます。決して安くはないですが、今のところ冬の稼働もこれでしのいでいます。
ハンドルカバー夏
続いては、夏用のバイクハンドルカバーです。そしてこのカバーの機能は以下の3つ。
- 障害物から手を守る
- 雨除け
- 日焼けを防ぐ
夏の昼間は数時間も稼働すれば、日焼けします。それは避けたかったので手元を隠せるようなカバーを探していたところ見つけたのが、下側がメッシュになっているハンドルカバーです。メッシュになっているので走行中は夏での熱がこもることはありませんし、手が汗でびっしょりになることもありません。
また雨除けにも役立ちます。雨の日は手がびしょびしょになってスマホの操作ができなくなることがあります。このカバーがあるとそれを防ぐことができます。防水ではないので水が完全に入らないわけではありませんが、雨が直接当たらないだけでも、だいぶ雨天時のスマホ操作はしやすくなります。
ユニクロのサングラス
ユニクロには色々な種類のサングラスがあるのですが、中でも目が透けるくらいの色のものを使っています。
レンズのスモークが強くて、相手から目が完全に見えなくなるようなサングラスは、デリバリーにちょっと不向きかなと考え、見つけたのがユニクロで売られているサングラスです。1990円というリーズナブルな価格ながら、夏の日差しをいい具合に遮ってくれますし、目が完全に隠れないので接客時にも使えます。夏にしか販売していないようにですが、よければチェックしてみてください。色々な種類があるので、自分に合ったものをぜひ選んでみてください。
UVカットパーカー
これも夏用のアイテムになりますが、ユニクロやGU、ワークマンなどで販売されているUVカットパーカーです。事故にあった時やコケた時に肌を露出しているのは怖いなと思い、何か手頃なものがないかと探していた時に見つけたのが、夏用のUVカットパーカーです。
夏用のUVカットパーカーの主な機能は次の2つです。
- 日焼けを防いでくれる
- 地肌を守ってくれる(転倒時は若干の保護になる)
生地に厚みはないので、申し訳程度の事故対策ではありますが、肌を露出するよりは幾分マシです。また接触冷感的な生地なので、風が吹けば汗が冷えて、若干涼しくなります。UVカット機能もついているので日焼け対策にももってこいです。
Tシャツ1枚に比べると暑さは感じるようになりますが、バイク・自転車に乗る時に地肌を露出したくないという方は、ぜひチェックしてみてください。値段は1900円前後だったと思います。ちなみに類似の商品はユニクロだけでなくGUやワークマンでも販売されています。そちらを選んでも全然いいのではないかと思います。
ワークマン イナレムストレッチレインスーツ
安くて使いやすいレインコートを探している方にワークマンのレインコートはおすすめです。色々な種類がありますが、「イナレムストレッチレインスーツ」が個人的には気に入っています。その理由は以下の3つです。
- 耐水圧が高く大雨もしのげる
- 透湿性が高いので、安物のレインコートよりも蒸れない
- フードがコンパクトなので、フードの上からヘルメットをかぶれる
値段は上下セットで5500円と、ワークマンにしては高いですが、ゴアテックスなどの高機能レインコートに比べると遥かにお手頃な価格です。にもかかわらず、高機能です。
特にフードがコンパクトなので、フードをかぶってその上からヘルメットをかぶるということができ、首周りもしっかりガードできます。またポケットがしっかりついているので(安物のレインコートはポケットがない)、スマホを収納できます。自転車稼働の頃から、バイク稼働の現在も愛用しているレインコートです。ぜひ店舗でチェックしてみてください。
おわりに
野外で稼働することになるフードデリバリーは、道具次第で稼働の快適度が大きく変わります。ケチって安いものを揃えるとストレスになるのはもちろん、雨天時や猛暑日などの稼ぎ時に稼働できない事態になることも。長くフードデリバリーを続けるつもりなら、あるいはがっつり稼ぎたいなら、ぜひ道具にはこだわってみてください。
今後も役立つ道後を見つけたら、この記事に追記していきます。
またフーデリ配達員をやるうえでの必須の道具は以下のページでまとめています。こちらもぜひ参考にしてみてください。