Uber Eats やmenu、出前館など、個人事業主のフードデリバリーでの仕事で稼ぐコツをまとめました。
「Uber Eats でたくさん稼ぎたい」「フードデリバリーの仕事を始めたけど、思ったより稼げない」というかたはぜひ参考にしてみてください。
ピークタイムに働く(ランチ時、ディナー時に働く)
11時~14時のランチ時と、18時~21時のディナー時はピークタイムと言われており特に注文が多い時間帯です。この時間は単価も上がる傾向にあります。
また最近では午前7時ごろのモーニング時も、けっこう稼げるといった意見を耳にします。とにかく人がご飯を必要としている時に働くのが稼ぐコツです。
11時~14時と18時~21時がチャンス、人がご飯を欲している時間に働く
週末、土日祝日、クリスマス、年末年始に働く
平日よりも、土日祝日のほうが注文数が多く、単価が高くなりやすいので、この時に稼働することで稼げます。
また年末年始やクリスマス、お盆休みとされている時期、大きなスポーツイベント(ワールドカップなど)がある時なども注文数が多く、単価が高くなりやすいです。世間の人が外に出たくない日や家にいる日を狙うことがコツです。
前述のピークタイムを狙いつつ、さらに土日祝日に働くことで稼げます。
ちなみに細かい話をすると、平日は月曜日、金曜日はそれなりに注文がありますが、火曜日、水曜日、木曜日は「アプリが故障しているのか?」と思うくらい鳴らない(案件が入らない)ことがあります。
- 週末の夜
- 土日祝日
- 年末年始
- クリスマス前後
- お盆休み
- オリンピック、ワールドカップなど大きなスポーツイベントがある日
- その他、外出自粛が要請されるなど
人が働いていない時や、ご飯を作りたくない時に働く
雨の日や風が強い日に働く
雨の日や風が強い日、雪の日、極端に寒い日や暑い日などはフードデリバリー配達員が減り、一方で注文数も増え、単価が上がり稼げます。
またフードデリバリー各社やクエストやブースト、ボーナス単価などを設定してくれるので、単価が上がります。フードデリバリーで稼ぐ基本は、悪天候の日に稼働することです。悪天候を制するものはフードデリバリーを制するといえるほどです。
- 雨(強ければ強いほど単価は上がる)
- 雪(フードデリバリー配達員がほとんどいなくなるのでかなり稼げる)
- 風が強い日(バイク稼働が厳しいレベルになるとかなり稼げる)
- かなり寒い・かなり暑い(真冬、真夏は秋や春に比べると稼げる傾向にある)
事故や体調管理には気をつける
ただし事故などには十分に気をつけてください。事故や怪我をしたり、体調を崩したりすると、その後稼働できなくなり稼いだ報酬も無駄になります。
人が外に出たくない日に働く
稼げる車両を選ぶ(バイクがベターな場合が多い)
配達単価、配達スピード、配達持続時間などの観点から、自転車よりもバイクのほうが稼げる、あるいは稼ぎやすいとされています。特に距離が長くなりがちな郊外はバイクが圧倒的に有利です。
自転車でもバイクと同じくらい稼げるエリアもあるにはあります。東京都でいえば山手線の駅の周辺のエリアです。たとえば港区・渋谷区で稼働できるなら自転車でもバイクと同程度に稼げる場合があります。ただしそれ以外のエリアだと、バイクのほうが稼ぎやすい傾向にあります。
バイクと自転車の特徴比較
以下にバイクと自転車の配達の違いをまとめました。
バイク | 自転車 | |
---|---|---|
取れる案件 | 短距離、中距離、長距離すべての案件を受けられる。 | 短距離、中距離がほとんど、長距離は基本的に入らない。 |
単価 | Uber Eats 、Woltは同じ所要時間でもバイクの方が高い傾向がある。 | Uber Eats 、Woltは同じ所要時間でもバイクの方が高い傾向がある。 |
配達スピード | 中距離、長距離は自転車よりも早くこなせる。短距離は自転車とそれほど変わらない | 短距離は強い。距離が長くなればなるほどバイクに負ける。 一方通行を気にせず走れるので、狭い路地が多いエリアなら最短距離で行けるのはメリット。 |
配達持続可能稼働 疲労 | 自転車に比べると肉体疲労は少ない。ただし運転に集中を要するので慣れるまでは疲れる場合も。 慣れればガソリン車は長時間稼働可能。 | 電動であってもある程度疲労はある。 電動自転車は電池切れになる。 自転車で1日フル稼働するにはかなり体力が必要。 |
車両代 | 20万~ 中古ならさらに安く、良いクロスバイクよりも安く買える場合も。 | 1万5000円~ 最低でもクロスバイク、電動自転車。 フル人力のママチャリはかなりきつい。 |
維持費 | ガソリン代、オイル交換、駐車場代などがかかる。 | パンク修理など |
基本的にはバイクのほうが稼げますが、バイクは維持費も購入代も高くなりがちです。週に数時間副業でやる程度なら自転車から始めてみるほうがいいかもしれません。
私も最初は月に数回、副業でやる予定だったのでクロスバイクではじめました。その後、電動アシスト自転車を経て、現在はバイクで配達しています。フードデリバリーでガッツリ稼いでいきたいという方はバイクを選択するのがおすすめです。
専業、半専業で働くならバイクがベター
土地勘のあるエリアで配達する
道のクセや道の構造を知っている方が圧倒的に早く配達でき、配達件数を多くこなせるので稼げます。
まったく知らないエリアでも、Googleマップがあるので問題なく配達することはできます。しかしGoogleマップも完璧ではなく、謎の遠回りをしたり、裏の使えない入口を目的地に指定したりすることがあります。Googleマップに振り回されて数分ロスすることも多々あります。
土地勘のあるエリアであれば、そういったロスを少なくでき、早く配達できます。浮いた時間でさらにもう1件配達すればその分稼ぎも増えます。
エリアを選ぶのは土地勘と案件の相場感がわかってからもでもいい
土地勘のあるエリアで配達するのがベターなのですが、土地勘のないエリアの案件も場合によって受けてもいいでしょう。たとえば高単価なら。あくまで単価とエリアの兼ね合いを考えながら、配達案件を選ぶのがおすすめです。
ただし、自分にとってベストな案件がわかるには、ある程度の経験が必要です。登録したばかりの頃はエリアの特徴や道のクセを覚えるためにも色んな案件を取るのがおすすめです。
慣れたエリアのほうが早く、ストレスも少なくて稼ぎやすい
複数のフードデリバリーサービスを併用する(掛け持ち)
フードデリバリーで稼ぐコツは、案件を持っていない時間を極力なくすことです。フードデリバリーの配達の仕事は、待機時間は1円にもなりません。この時間が長くなってしまうと稼ぎも減ります。
連続で案件が入り続けてくれればいいのですが、そうもいきません。案件を受けていない時間を極力なくすには、フードデリバリーの掛け持ちがおおすすめです。複数のフードデリバリーサービスを使って案件を探すのです。たとえば案件が入らない時間ができたら、Uber Eats と出前館で同時に待機して、案件を受けるのです。このようにして極力、案件がない時間(報酬が発生しない時間)をなくすることが大切です。
掛け持ちは注意が必要
ただし案件の掛け持ちには注意が必要です。たとえば、Uber Eats の案件の途中に、出前館の案件を取るような、案件の途中に他社の案件を取るような掛け持ちには注意が必要です。各社対応が違っており、禁止、あるいは推奨されないとされており、発覚すると警告を受ける場合や、掛け持ちが原因で配達に時間がかかると警告を受ける場合があります。
以下に基本的に問題のない掛け持ちの例と、慎重を要する掛け持ちの例を紹介します。
【基本的に問題ない掛け持ち】
同時に待機(Uber Eats と出前館など)⇒先に入った1社だけ受諾(他は取らない)⇒案件が終わったらまた同時待機
【注意が必要な掛け持ち(各社対応が違い注意が必要)】
同時に待機(Uber Eats と出前館など)⇒2社案件がきたらどちらも受諾(Uber Eats も出前館、どっちも取るなど)
理想は、同時待機し、1件入ったら他はやらないといった形で案件をこなすことです。
待機時間は無報酬。極力なくすことが稼ぎにつながる
体調を崩さない、怪我をしない
体調を崩さず、怪我をせず、コンスタントに稼働することは稼ぐコツの1つでもあります。怪我や体調不良で1週間や1ヶ月稼働できなくなれば、その分の収入を失います。そのため体調管理や怪我をしなように生活を送ることは、稼ぐコツの1つともいえるのです。
フードデリバリーの配達は、雨の日や極端に暑い日、寒い日に稼ぎやすくなります。ただしそういった悪天候の日に体調を崩したり、怪我をしたりしないように十分に注意することも大切です。
怪我をせず、病気をせず、コンスタントに働くことがもっとも簡単な稼ぐコツ
小さなタイムロスを極力なくす
マンション内の移動や、飲食店での受取の時間、無駄な遠回りを避けるなど、小さなロスを少しずつ減らすことは稼ぎに繋がります。
小さなロスを減らして1回の配達で1分短縮できれば、10回の配達で10分生まれます。10分あれば短距離の配達を1回こなせます。20日稼働すれば20回分の配達を余分にこなせるようになります。プラス数千円の収入になる可能性があります。
もちろん危険を運転をしたり、飲食店の人やマンションの人に迷惑をかけたりすることはあってはいけません。1分減らために、事故にあえばその分稼働できる時間は減ります。スピード違反で捕まれば、違反金でその日に報酬はほとんどなくなります。迷惑行為でアカウントが停止になれば、そもそも働けなくなります。
交通ルールを守り、安全運転をし、丁寧な配達を心がけたうえで、それ以外のちょっとした時間を少しでも減らせるなら、減らすようにしましょう。
1配達、1分の短縮できれば稼ぎに影響する場合も!ただし安全には気をつけて
チップをもらえるように丁寧な配達を心掛ける
丁寧に配達をすれば、チップをもらえる可能性もあがります。置き配用の台紙は用意する必要はありませんが、最低限の挨拶、丁寧なメッセージ、清潔感のある服装、威圧感を与えない服装(フルフェイスのまま配達しないなど)、好感も持てるフードデリバリー配達員を演じるようにしましょう。
- 元気よく挨拶をする(声がデカすぎと逆にクレームになる、ある程度高いトーンで)
- 丁寧な言葉づかい、細かい声がけをする
- 丁寧なメッセージを心がける
- 清潔感の服装で
- 威圧感を与えない服装で
- 置き配の時の台紙は処分の手間になる場合があるのでなくてもいい
注文が多いエリア(時価が高いエリア・金持ちが多いエリア)で働く
東京都であれば、渋谷区、港区あたりは高単価が出やすい傾向にあります。飲食店が多く、またお金を持っている人が多いエリアであり、チップもつく可能性が高く、稼げます。
注文が多いエリアはアプリ上で表示されます。そういったエリアに積極的に移動することで、稼げるようになります。
タワマン配達は慎重に
都心部の注文が多いエリアで配達するうえで避けられないのがタワーマンションへの配達です。タワマンへの配達は、業者専用の入口で入館申請をしたり、業者専用の遅いエレベーターを使わなければいけなかったりする場合が多く、一般的なマンションに配達するよりも時間がかかります。タワマンの入口についてから戻ってくるまで10分以上かかることもあります。
Uber Eats であれば、その時間も配達調整金として補填してくれる場合がありますが(つかない場合も)、出前館、menu、woltは基本的に調整金はありません。1階のアパートでも、50階のタワーマンションでも、料金が変わらない場合があり、タワーマンションの案件は損な場合があります。
基本的にタワマン配達は損な思いをすることが多いので、フードデリバリー配達員から嫌われる案件ではあります。ただし配達が楽なタワマンがあったり、タワマンを考慮した高額報酬案件の場合もあります。自分の配達スタイルができるまでは、タワマンを楽しみながら、タワマン配達の流れを覚えるのもありかもしれません。
時価が高いエリアは単価も高いので稼げる可能性大!ただしそういったエリアはタワマンも多い
注文が少ないエリアに飛ばされる依頼は拒否する
常に注文があるエリアのなかで稼働するのも稼ぐコツの1つです。
届け先が大きな駅から離れていると、配達終了後、次の案件を取るために大きな駅の周辺に戻る必要があり、その分のロスタイムが発生します。俗に「僻地」と呼ばれる案件で、フードデリバリー配達員からは嫌われる案件の1つです。
そういった依頼は拒否して、注文が常にあり、高単価が出やすいエリア内だけで稼働できるようにすると稼げる場合があります。ただし、これをするには注文が多いエリアと少ないエリアを把握している必要があるので、ある程度の経験が必要です。
紹介した他にも稼ぐコツは細かい部分で色々あります。また稼ぎ方は自転車かバイクかによっても変わってきます。LINEのフードデリバリー配達員向けのオープンチャットではこういった情報が共有されていたりするので、参加して情報収集をしてみてください。
僻地は注文がなく、戻らないといけないので時間のロスが発生する
マクドナルドの案件をうまくこなす
人気ファースフード店、特にマクドナルドはひときわクセのある案件です。やり方次第で稼ぎに繋がります。
たとえばマクドナルドはおそらく最も案件が多いお店です。マクドナルドの周辺で待機することで、コンスタントに案件を得られます。待機時間が減り、稼げる場合があります。
休日のマックには注意する
ただし、休日の昼間のマクドナルドにはリスクもあります。非常に混むのでかなり待たされる可能性があるのです。店舗や時期によっても混み具合は異なりますが、都内で稼働している私は1時間以上、待たされたことが何度もあります。
Uber Eats やwoltの場合は、混んでるマックの案件には調整金が付与される場合があります。一方で出前館は1時間まっても追加の報酬が一切ないのが基本です(menuはマックなし)。調整金が付与されるにしても、微々たるもので、別の案件をこなしている方が稼げる場合がほとんどです。また1時間待たされると、疲労でやる気が無くなってしまうこともあります。
休日の昼間のマクドナルドには注意してください。特に月見の時期は。
マックはよく鳴るけど、休日の昼は激混みの場合も
menu、出前館の場合は現在地からレストランまでが遠い注文依頼は慎重に
menuや出前館の場合、報酬はお店から注文者の家までの距離を優先で計算されます。
たとえば同じ2kmの案件でも、レストランから注文者の家までの距離によって、報酬が異なる場合があるのです(基本的、レストランから注文者の家までの距離が長い方が高くなる)。
menu、出前館の場合、現在地からレストランまで距離がある案件には慎重になりましょう。